人間関係のトラブル
人間関係のトラブルばかり!どう対処したらいいの?
2022/06/27 人間関係のトラブル
私生活でも職場でも人間関係はとても大切ですよね。しかし、退職の理由で1位にいつも挙がるのは人間関係であったり、悩みのほとんどは人間関係からくると言われるほど、私たちは人間関係のトラブルで悩むことが多いのも事実です。本記事では社長の人間関係トラブルの体験談も含め、人間関係を良好に築く秘訣についてご紹介します。
なぜ人間関係のトラブルは発生するの?
実際に起こる人間関係のトラブルは、自分には悪意はなかったのに他人を知らぬ間に傷つけてしまっていたり、違う意図として伝わっていたために誤解が生じてしまったなど思いがけないトラブルもありますよね。なぜそのようなトラブルが発生してしまうのでしょうか。
承認欲求
人間には「承認欲求」があります。誰もが持っている欲求ではありますが、それが強すぎると自慢が多くなってしまったり、相手に対する配慮が欠けてしまったりと人間関係のトラブルのもとになってしまいます。「理解してほしい」「認めてもらいたい」という気持ちが行き過ぎると面倒な人だと思われてしまいます。
コミュニケーション不足
同じ職場や環境にいるのだから自分の意図は伝わっているだろうと思ってしまうことは危険です。どれだけ長い付き合いだったとしても言葉足らずで説明をきちんとしていなければ、相手に伝わっているとは限りません。特に、仕事であれば上司は部下にきちんと指示をしたつもりでも部下は違うように捉えていたなどミスにも繋がってしまいます。なぜ伝わっていないのかと相手に不満をぶつけてしまうと人間関係の悪化に発展してしまうのです。
自分の意見を曲げない
自分の考えや強い意志を持つことは大事なことですが、人間関係の構築の中ではネガティブになることもあります。人の意見を聞き入れようとせず自分の意見だけに固執してしまうと徐々に人が離れていってしまいます。「あの人はどうせ聞いてくれないから」と悪い印象を持たれてしまい人間関係が上手くいかなくなってしまうこともあります。
職場での人間関係のトラブル
職場での人間関係に悩んでいる人は多いものです。どういったトラブルがあるでしょうか。
苦手な人や合わない人がいる
「苦手な上司がいる」「上司とウマが合わない」「職場の雰囲気に馴染めない」など。
職場の人間関係は自分では選ぶことができないので、学生時代や私生活とは異なり自分が苦手だと思う人がいたり相性の悪い人とも協力して仕事を進めなければなりません。このような環境下では、ストレスが溜まり人間関係悪化の原因となってしまうのです。
コミュニケーションが不活発
職場でのコミュニケーションが活発ではない場合は人間関係も悪化しやすいです。さらに、コロナ禍によりリモートワークが増えた方も多いでしょう。今までは取れていたコミュニケーションもリモートワークになると自然と会話量が減ってしまうので余計に人間関係の構築に難しさを感じる方もいるかもしれません。コミュニケーションが減ると相手の考えていることがわからず、意思の疎通に誤解が生じてしまったり、解決できずさらなる誤解が生まれてしまうという悪循環が生まれてしまいます。
常に監視されている
また、上司が常に部下を監視しているような職場や他人の失敗に対して厳しすぎるような環境も人間関係を悪化させる原因になります。会社の場合、上下関係が生じることは当たり前のことですが、だからといって上司は部下を監視したり行動を規制するようなものではないはずです。部下側も居心地悪く感じるので健全な上下関係とはいえないでしょう。
仕事のミスに対して敏感な職場の場合、みんなが失敗しないように、怒られないようにと仕事をするようになりコミュニケーションも少なくなる傾向があります。誰にでもミスはあるものですよね。ミスをしないようにすることは大切なことですが、「ミスをしてはいけない」という雰囲気では人間関係もギスギスしてしまいます。
職場の人間関係が及ぼす仕事への影響
上記の章で紹介したような職場での人間関係に問題があると仕事への影響も出てきてしまいます。1つは、仕事の効率が落ちることです。人間関係で悩みがあると、仕事に集中することは難しいですよね。合わない人や苦手な人となるべくコミュニケーションを避けるようにしていると業務上の連携が上手くいかずにミスになってしまうこともあります。
2つ目は、ストレスが解消されずにそのままにしていると不眠やうつ病など体調に異変が生じてしまうことです。人間関係のトラブルは悪化してしまうと解決することが難しくなってしまうため、早期に解決することが大事です。
人間関係のトラブル対処法
人間関係は悪くてもいいと割り切る
職場の人間関係は自分で選ぶことはできません。退職の理由で多いのも人間関係。しかし、職場を変えたとしてもまた新たに人間関係の悩みは出てくるのではないでしょうか。会社は仕事をする場であるので、様々な考え方や価値観の人が集まっており能力も異なります。その中では自分と合わない人がいるのも当然のことだと割り切って適切な距離を保って働くのも1つの手段といえます。
自分からコミュニケーションを取るようにする
コミュニケーションが不活発な職場であると、業務上でわからないことを聞いたり質問をしたりすることが難しくなってしまいますよね。コミュニケーションの基本は挨拶から始まります。「会話をしないと」「親密にならないと」と気張らなくても、意外と挨拶からコミュニケーションの輪は広まっていくものです。自分から挨拶をすることで職場の雰囲気が少しでも良くなれば仕事もしやすくなります。
職場での陰口に同調しない
自分が原因でなくても他人同士の人間関係のトラブルに巻き込まれてしまうこともあるでしょう。たとえば、陰口に同調しなくてはいけない雰囲気になってしまい乗ってしまった場合などです。同調しただけなのに、あたかも自分が陰口を言いふらしていたなどの誤解も生まれかねません。自分よりも立場が上の人に同調するよう求められたら断ることを難しく感じるかもしれませんが、逃げることで回避することができます。「よく知らないのでわからない」などと言って回避しましょう。
人間関係のトラブル体験談
この章では、経営者たちが体験してきた人間関係のトラブルをご紹介します。
「コミュニケーションは正しければ良いと思っていた」
株式会社ユナイテッドマインドジャパン 宮沢光平社長
僕は、コミュニケーションに課題を感じることが多かったんです。健康食品メーカーで各部門を取りまとめていたんですが、従業員の方から「言っていることは正しいかもしれないが、好きじゃない」と言われたことがありました。
当時は、前の職場がITの会社だったこともありロジカルシンキングが正しいことで、時には論破することも必要だと思っていました。
しかし、その言葉を言われてから人とのコミュニケーションは「正しい」ことが正解ではないんだと気付かされました。正しいことを言っていたとしてもいい方を間違えてしまえば、相手に納得して貰うことはできないです。一方で、相手と意見が異なっていたとしてもまずは相手の意見を取り入れてお互いにとって最適な答えを出すことが重要なんだと思います。
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「信頼していた人に裏切られて人間不信に」
株式会社ドローン・フロンティア 府川雅彦社長
独立しようとした時に、サポートしてくれた経営者の方がいました。所属していた会社にも退社する意向を伝えていたんですけど、途中でその人が詐欺師だってことが判明しました。会社設立するまでにその人のサポートを受けてお金を払ったりしていたので、気付いたら全財産を失っていました。ビジネスモデルもその人と一緒にやる前提で作っていたので会社の形はあるけど、やることがなくなりました。
仕事もなくなってお金もなくなってしまって全てを失ったと感じました。当時は人間不信にもなりましたが、今思えば独立するきっかけをくれたので感謝しています。僕が完全にその人を信用してお金を出していたので自分の判断ミスだったと反省しました。
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2名の人間関係でのトラブル体験談を紹介しました。人間関係でのトラブルや上手くいかなかった時であっても相手のせいにするのではなく、自分にも改善するべき点はないのかと考えることで解決することもあります。
まとめ
人間関係で悩むことは多いかと思います。自分がどうしてほしいであったり、他人をコントロールしようとしたりするのではなく相手がなぜその行動をしているのかを考えることが出来たらより良い人間関係を築くことができるでしょう。